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【わんだふるぷりきゅあ!】第07話:APPENDIX

第7話の感想の付録。
冒頭、次回予告、動物写真、映画告知などについてです。

【今回の1枚】

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話:APPENDIX-01

ワンダフル&フレンディ。
新技『プリキュア・フレンドリベラーレ』のバンクの一部です。

今回は満を持して、ワンダフルの『フレンドリータクト』使用バンクもお披露目であり、そちらも素晴らしかったのですが……。
やはり、ついに合体技、浄化技を手に入れたというインパクトが大きかったです。

本編感想の方にも書きましたが、このバンクでの印象的な特徴は、技として何かが放たれる前の準備段階。
これらがすべて、自分自身ではなく、お互いに対して何かをするというものになっているのが、とてもいいですね。

お話としても、個々の部分というより流れとして、王道に近いものを完璧に仕上げてくれた感じです。
問題があって、それが一旦酷くなって、それぞれがそれぞれの経験で成長し、再び出会って何もかも解決し、前よりよくなる。

今回に当てはめると、わかりやすく、まず問題が解決した段階で。ワンダフルがタクトを使用可能になりました。
そして、より絆が強固になったことで、その象徴たるタクトの新技が使用可能になったということですね。

それにしても、ワンダフルが『どうしてプリキュアなったか』を見つめ直して再覚醒するところは、現状今作屈指の場面。
これ、ともすれば、終盤の重要なイベントとしても使えるほどのものだと思います……それが、こんな序盤に。

この番組が始まってからずっと、いろはが『ワンダフル』というのに対し、こむぎが『わんだふる』なのは気になっていました。
まあ、こむぎの方は『ワンダフル/Wonderful』の意味もわからず、いろはに倣って使っているんだろうとは思っていましたが……。

今回を見るかぎり、それ自体はまったくその通りだったと思われるところですが、それ以上のものを見せてくれました。
その想いが形となり、『キュア・ワンダフル』が誕生したのは、もう美しいのひと言です。

【冒頭】

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話:APPENDIX-02

今回も、冒頭の挨拶などはありませんでした。

【前提供】

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話:APPENDIX-03

今回、前提供は本編内に組み込まれているパターンでした。
つまり……EDと予告のあと、何かがあることが推測できます。

【次回予告】

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話:APPENDIX-04

次回は第8話「まゆのドキドキ新学期」。
サブタイトル的に、まゆのメイン回でしょうか。

再来週だともう31日なので、次回(24日)にはもう新学期の話が来るようです。
季節ネタは、多少早いくらいならいいのですが、1日でも遅れるのは許されない風潮があります。

さて、そのまゆですが、シリーズでもほぼ恒例の転校生枠。
予告でも何かやらかした感じの表情を披露していますが……みるかぎり板書ネタではなさそう。

クラスメイトの頭に『?』が浮かんでいるので、何か難解なことを言ったか、猫への愛を語りすぎたか。
「あいつ猫のことになると急に早口になって何言ってるかわかんなくて気持ち悪いよな」みたいなことが……?

そして予告で目立つもうひとり、それはいろは……ではなく、こむぎ。
ちょっと第1話を思い出すところですが、こむぎもいろはと一緒に行きたそうですね。

既に自力で脱走可能という実績まであるこむぎなので、なんとかしようと思えば何とかできてしまいます。
現に予告でも、「笹食ってる場合じゃねぇ!」みたいな感じで塀を跳び越えていますね……。

学校(校庭)に犬が!……というのは、現実の、特に小中学校ではありがちなイベント。
お約束を外さないなら、きっとどこかでやってくれるんじゃないかと思ってはいます。

閑話休題

サブタイトルですが、こんな感じで『まゆのドキドキ○○』にすれば、いろいろ応用が利きそうですね。
そんなところまで、『デリシャスパーティ』のここねっぽいのか……。

【あなたのおうちのわんだふる】

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話:APPENDIX-05

【映画告知】

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話:APPENDIX-06

ここで、映画『わんだふるぷりきゅあ! ざ・むーびー!』の告知。
9月13日(金曜日)ロードショー予定ということで、秋映画ですね。

もう秋映画の話かと思うところですが、これまでも秋映画の第1報は春映画の最後の特報。
まあ、「制作決定!」ではなく既に日付まで明確になっているのは、春映画のない最近の傾向ではあります。

タイトル的な画面以外、特に新しい画面などはない(第1話とOPの映像だけ)感じでしょうか。
でもわりと情報量の多い画面ではあるので、いろいろ妄想するのも楽しいと思います。

そして聞き捨てならないのが、「さらに、素敵なお友達の出番です!……って言いました?」ですね。
普通に考えれば、『魔法つかいプリキュア!』とのコラボ映画になると予想できますが、どうでしょうか。

『魔法つかい』といえば、ちょうどそのころ、深夜アニメとして続編が見えてきているはず。
まさにそれを見越してのタイミングなのだと思いますが、はたして、今度はどうなるでしょうね。

あと、プリキュアの映画といえば、『映画 [作品タイトル][映画タイトル]』みたいなフォーマットでしたが、今回は違うようです。
プリキュアの表記までひらがなにしてしまった今作なので、そのあたりもイレギュラーを狙いに来たのだと思われます。
 
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2024/03/18 17:00|TV・CD・本TB:0CM:1

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」

ケンカしたら仲直り。

そして、サブタイトル通り、新技のお披露目回でもあります。
また、それ以上に、キュアワンダフルの真の誕生回ともいえる話なのかもしれません。

さて本編。

朝、目が覚めたこむぎ。
いつもどおり起きようとしますが……いつもと違ったため、頭をぶつけてしまいます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」01

前回、いろはとケンカして家出したため、海浜公園のベンチ下で寝ていたようです。
とても風雨が凌げる場所には見えませんが、雨もやんでいますし、気候も穏やかなようで何よりですね。

状況を思い出し、少し弱気になるこむぎですが、天井に頭をぶつけながらもなんとか立ち直ります。
そして人間に変身し、ひとりでもお散歩に繰り出します。

しかし、ここはアニマルタウンの海浜公園。
朝ともなれば当然、犬の散歩をしている人などが、否応なく目に入ってきます。

イチャイチャしている主従を見て、立ち尽くすこむぎ。
そこに、悟くんが通りかかります。

「こむぎちゃん?」
「悟! 何してんの?」
「ガルガルが、どこに行ったんだろうと思って」

早朝からご苦労さまです……本当、悟くんだけが頼りです。

そして、事情を知らないため、こむぎがいるなら当然いろはが気になる悟くん。
それをこむぎに尋ねると……堰を切ったように泣き出してしまいます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」02

「ワオーン! ワオーン!」
「えっ? こ……こむぎちゃん!?」

鳴きながら泣くこむぎ。
この状況、悟くんが女の子を泣かせたみたいで、世間体が非常によろしくないですね……。

一方、犬飼家。

目を覚ましたいろはは、すぐさま、こむぎがいないことに気付きます。
そして、いろはは大騒ぎで、両親にそのことを伝えます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」03

現状では、こむぎが横で寝ていない(+起こしにも来ない)だけ。
しかし、それだけのことが、いろはにとってかなりの異常事態であることが伝わってきます。

そして、一家総出で家捜しをしますが、当然こむぎは見つからず。

「いないね。戸締まりはしっかりしてあったから、外に出ることはないと思うけど……」
「まさか、自分で鍵を開けて家出したんじゃ……なーんて、あるわけないよな!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」04

おそらくご名答。
いろはもこれで家出に思い至ったようで、まずメエメエに聞いてみます。

キラニコトランクを通じて連絡してみると、ニコガーデンには来ていないという返事。
その後、事情を聞いたメエメエは、プリキュアが家出したことに頭を抱えます。

「ダメェー! 前から思っていましたが、こむぎさまはプリキュアとしての自覚が足りないのではありませんか?」

おそらく大切な要素を言っているとは思いますが、若干何様だと思わなくもないことを言うメエメエ。
そして、間接的に大切なことを言っているメエメエの言葉は、いつもどおり、いろはにはスルーされます。

こむぎの所在のことで頭がいっぱいなのはわかりますが、本当に(特にメエメエの)話を聞かない子ですね……。
そうしていると、お母さんから、悟くんからの電話の取り次ぎが来ます。

悟くんから、こむぎが悟くんの家にいることを知るいろは。
それを両親に伝え、即座に迎えに行こうとしますが……悟くんが、少し待つように言います。

「あっ、お迎えはちょっと待ってくれないかな。こむぎちゃん、泣いてて」
「ボクが話してみるから、家で待っててくれる? 安心して。ちゃんと送り届けるから」

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」05

「わかった」

悟くんが本当に気配りの達人すぎます。
そして、このときようやくこむぎの複雑さに気付いたと思われる、いろはの感情やいかに。

電話を終えた悟くん。
部屋でこむぎと大福が会話(?)しているのを見てびっくりします。

「こむぎちゃん、大福と話せるの?」
「うん、なんとなく」

そこで、何か伝えようとする動作をする大福。
悟くんはこむぎに通訳を頼みます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」06

「一緒にいりゃあ、ケンカのひとつやふたつ、するもんだぜ。腹一杯食って、元気出しな」
「えっ……大福って、そんな感じなの?」
「うん。大福は格好いいワン!」

見た目のかわいさに似合わず、ハードボイルド? 兄貴分? なキャラだったようです。
悟くんはまたびっくりするものの、動物と会話できることを羨ましがります。

「ボクは大福のことが好きで、大切に思ってるけど、大福は、どう思ってるのか……」
「犬飼さんとこむぎちゃんは、そういうこと、話せるんだよね」

「うーん……こむぎ、ずっといろはとお喋りしたいって思ってたワン」
「そしたら、もっとなかよくなれると思って。いろはも喜ぶと思ってたのに……」

実際、いろはも大喜びでした(第5話)
でも、こむぎはいろはに怒られたことに意気消沈。

結局、こむぎもいろはと同じようなこと(第6話)で悩んでいる様子。
そういうところでも、やはり、飼い犬と飼い主は似るのでしょう。

「こむぎちゃんは、どうしてプリキュアになったの?」

ここで、核心を突く質問を投げかける悟くん。
悟くんは先のメエメエの話をまったく知らないはずなので、こむぎの悩みと向き合うために、そこに辿り着いたのでしょう。

さて、そのころの猫屋敷家。
まゆが作っていたお返しプレゼントが完成したようで、それをお母さんに見せるまゆ。

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」07

「あら、かわいい! さすがまゆ、よくできてる。いろはちゃんとこむぎちゃんも、きっと喜ぶわ」
「だといいな……」
「いまから渡しに行ってらっしゃいな」
「えっ? いまから?」
「フフッ、『善は急げ』よ」

褒めるとことも、促すところも、さすがお母さんはよくわかっているという感じ。
そして、言われるままに出かける身支度をすませるまゆ。

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」08

「ユキ、一緒に行かない?」

及び腰なまゆはユキに助けを求めますが、しかし、ユキは尻尾で『早く行け』と言わんばかりのジェスチャー。
これはもう、ユキは完全にまゆの気持ちも言葉も扱い方も理解していますね。

場面戻って、悟くんの家。
瞳に涙を溜めながら、『どうしてプリキュアになったか』を話すこむぎ。

「いろはが危なかったから……一緒にいたかったから……気がついたらプリキュアになってたワン」
「犬飼さん、嬉しかったと思うよ」
「でも、いろはに怒られちゃった……こむぎ、嫌われたー!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」09

号泣するこむぎの涙を拭う悟くん。
そのまま、優しく会話を続けます。

「どうして、嫌われたって思うの?」
「だって……タクト使えなくて役に立てなかったし、困らせて怒らせたし……」
「犬飼さんが、そう言ったの?」
「ううん、言ってないけど……」
「ちゃんと、聞いてないんだね。なら、犬飼さんがこむぎちゃんのことどう思ってるのか、本人に聞いてみなよ」
「聞ぐ?」
「言葉はね、自分の気持ちを伝えるだけじゃない。相手の気持ちを聞くこともできるんだよ。話し合い、してみなよ」
「話じ合い……」

前回、個人的にも感じていたことを、全部言ってくれる悟くん。
言い方や流れの作り方もこむぎに寄り添った完璧なもので、本当に悟くんだけが頼りです。

さてもう一方、いろは。
こむぎが泣いていることを悟くんに知らされ、家先でショックを受けています。

するとそこに、まゆが到着。
いきなりの遭遇ということも手伝い、言い淀みながら、しかし挨拶を交わします。

「えっと……こ……この前は、ありがとう。あの……こむぎちゃんは?」
「あー……、いま、いないんだ。えっと……ちょっとね、こむぎとケンカ……っていうか、機嫌損ねちゃって」

結果的には悪くないのですが、一般的には、かなり間の悪い来訪となってしまった様子。
力なく笑ういろはをなんとか励まそうと、まゆの頭の中はぐるぐるです。

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」10

この文字表現も、若干懐かしさを覚えますね。
こんなところでも、『デリシャスパーティ』のここねを思い出します。

まゆが悶えていると、その腕に無数の傷があることに気付いたいろは。
ペットが猫だと、生傷が絶えないと聞きますね。

「うん? その傷……ユキちゃんに引っ掻かれたの?」
「あっ……うん」
「わっ、いっぱい!」
「足も傷だらけだよ。引っ掻かれることもよくあるし、言うこと聞いてくれないこともたくさんあるよ」

話題が猫になったので、普通に喋れるまゆ。
その内容は、ちょうどいまのいろはに共感できるもの。

「思うとおりになんて、全然ならないけど、でも……大好きだから。痛いことされても、わがままされても、かわいいんだよね」
「だね……うん、ほんとそうだね」

いいリズムになってきたところで、バッグからプレゼントを取り出し、渡すまゆ。

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」11

「これ、もらって嬉しかったから、お礼に何か、いろはちゃんが喜ぶものお返ししたいなって……」
「これ、こむぎの洋服ハーネス?」
「うん。こむぎちゃんとオシャレして、一緒にお散歩したら、楽しいんじゃないかと思って作ったの」

まさに、渦中の『お散歩』に関するプレゼント。
それを無言で見つめるいろはに不安が募るまゆですが、そんなまゆをいろははガバッと抱きしめます。

「素敵すぎてびっくり! まゆちゃん、ありがとう!」
「あっ……」

一切の他意のないことはわかっていますが、やはり無自覚の人たらしですね……。
そうして元気を取り戻したいろはは、まゆを送り出し、もう待ちきれずに駆け出します。

「早くこむぎに見せたい、迎えに行こ!」

一方そのころ、今度は山中。
前回、苦しみ、逃げ出したガルガルに、闇(CV=大塚剛央)が迫ります。

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」12

「立ち上がれ……吼えろ……牙を剥け……」
「人間どもが作ったものすべて……この世界を破壊するのだ!」

正体はまったくの不明ですが、これが今作の敵ということでしょうか。
フードからチラッと覗く顔は、熊のような、狼のような……そんな感じに見えます。

ガルガルへの指示(おそらく衝動の付与)は、世界の破壊。
具体的には、『人間の文明』の破壊が狙いといったところでしょうか。

ニコガーデンの話が出たとき(第3話)から感じていましたが、ちょっとノアの方舟の話を思い出します。
もしかすると、洪水ではなくガルガルを使って、地上を滅ぼそうとしているのかもしれませんね。

これにより、ガルガルが再始動。
再び雄叫びを上げ、立ち上がります。

その雄叫びは、今回もいろはの耳に直接届くレベル。
事態を察したいろはは、文字どおり踵を返し、そちらに向かいます。

そして別のところでは、悟くんがこむぎを送っている最中。
そこでガルガルの暴走と思しき事態を目撃します。

「ガルガルだワン! こむぎ行くワン!」
「大丈夫? 無理したら危ないよ」
「でも、いろはは行くから」

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」13

「困っている子がいたら、いろはは絶対に助けに行くから!」
「そうだね……犬飼さんは、そういう人だよね」

悟くんは、足の早いこむぎを先に向かわせ、自分も追いかける構え。
去り際、こむぎは少し止まり、悟くんに大福の言葉を伝えます。

「悟、マブダチって何?」
「えっ? えーっと……親友のことだと思うけど」
「大福、悟のことマブダチだって言ってるよ。なかよしだね!」

いや令和にマブダチて……やはり、アニキ系のキャラなのでしょう。
そして、そう言われて、悟くんもとても嬉しそうです。

そして今度はいろは。
森に入って、変身し、ガルガルを探します。

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」14

そんなフレンディの背後から飛びかかるガルガル。
戦闘開始です。

いつもどおり、なんとかなだめようとするフレンディですが、ガルガルの暴走は止まりません。
体当たりでフレンディを狙い、外れれば樹木をなぎ倒し、非常にパワフル。

その体当たりは、バリアの上からフレンディを吹き飛ばすほど。

フレンディのバリアはリボンを模しているだけあって、柔軟性があり破られにくい特性なのでしょうか。
使い方次第で目隠しとしても機能する、応用の利きそうな技だと思います。

しかしそれでも圧倒的に不利で、さらに岩山を背に追い詰められ、大ピンチです。
そこに、こむぎが駆けつけますが……咆哮一発で、やはり立ち竦んでしまいます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」15

ここで、悟くんとの会話がリフレイン。
自分がどうしてプリキュアになったかを、反芻します。

『最初は……最初はいろはを守りたくて……そしたら、いろはもプリキュアになって』
『お喋りして、一緒に走って、楽しかった。でも、いろははそれだけじゃない』
『いろはは優しいから、困っている子たちを放っておけない。それがどんな相手でも、助けようとする』
『助けられた子たちは、みんな嬉しそうで……いろはも、嬉しそうで……』
『あっ、そっか……こむぎもそうだった!』

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」16

この間にも、ガルガルの攻撃を一身に受けるフレンディ。
しかしそれでも、フレンディは常に、ガルガルの身を案じ続けています。

「怖い……でも……いろはを助けたいから!」

そんなフレンディを助けるため、恐怖を振り払い、ワンダフルパクトを構えるこむぎ。
ハッキリと胸に『守りたいという想い』を灯し、プリキュアに変身します。

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」17

そしてガルガルに、渾身の体当たりを敢行。
フレンディを救いますが、ガルガルに大したダメージはなく、逆に反撃をもらってしまいます。

さらに崖からも落ちたワンダフルのもとに駆けつけるフレンディ。
手を差し出すフレンディに、ワンダフルもその手を重ねます。

「みんな、元気……」
「えっ?」
「みんな、なかよし……そういうのがいいんだよね?」

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」18

「いろはの『わんだふる』を守りたい……だから私はプリキュアに……キュアワンダフルになったんだよ」

それは、物語の始まり(第1話)
そういう想いだったからこそ、こむぎは『キュアワンダフル』なのです。

「ワンダフル……来てくれてありがと」
「うん!」

ワンダフルが想いを伝え、フレンディが受け止め、お礼を言います。
回を跨ぐほど長かったケンカも、これで終わりです。

そこに、ガルガルが強襲。
しかしそれは、駆けつけた悟くんがふたりに知らせたため、大事には至りません。

「ガルガルしないで、一緒に『わんだふる』しよ!」

回避したワンダフルは飛び上がり、フレンドリータクトを装備。
もう今度は、使えないなんてことはないでしょう。

「フレンドリータクト!」
「ワン! ワン! ワンダフル!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」19
(画像クリックで高解像度版表示)

「ヘルプ! キラリンアニマル!」
「ペンギン!」

タクトはその力をしっかりと発揮し、キラリンペンギンの力を借りることに成功。
フレンディのとき(第6話)と同じく、足もとを凍らせることでアイススケートのように滑ります。

機動性で、ガルガルを翻弄するワンダフル。
フレンディも、ワンダフルに続いてタクトでペンギンの力を使用します。

「フレンドリータクト! フレ! フレ! フレンディ!」
「ヘルプ! キラリンアニマル! ペンギン!」

地面を滑り、ワンダフルに追いつくフレンディ。
もう大丈夫なのか、問います。

「ワンダフル、怖くないの?」
「怖いよ。でも……一緒だから大丈夫!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」20

「私、こむぎと……ワンダフルと一緒にいるときが最高にワンダフルだよ!」
「いろは……大好き!」

スケートのデュオを決めるふたり。
より強固となった絆、その手にはタクトが収まり……いよいよ新技のお披露目です。

「フレンドリータクト! ワンダフルを君に!」
「ワン! ワン! わーん!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」21
(画像クリックで高解像度版表示)

「ガルガルな心、飛んでけー!」
「プリキュア! フレンドリベラ-レ!」

『フレンド・リベラーレ』の名称は、前回の次回予告で考えたように、『友好による解放』だと思います。
まさに、敵意なき浄化の力により、ガルガルを解放するというイメージでしょう。

まず最初の、タクトを交差させ、互いに操作するところがいいですね。
そしてワンダフルがフレンディに耳を、フレンディがワンダフルに尻尾を生やすのも、互いにメイクしている感じでいいと思います。

その後はふたりの軌跡のリボンでガルガルを包み込み、仮面を破壊。
包みを解くと、中からニコアニマルが救出される……といった感じでしょうか。

「すごい! プリキュアの新たな力だ!」

「ワンダフル、やったね!」
「うん、話し合いっていいね!」

話し合いのくだりを知らないフレンディは頭に『?』が浮かびますが、ワンダフルは悟くんにウィンク。
悟くんにはちゃんと伝わったようで、頷き返します。

その後、キラニコトランクで『キラリンライオン』(CV=池田朋子)をニコガーデンへ。
さらにその後、キラリンライオンの力でダイヤやガーデンが修復されます。

「こむぎさま、お見事です! あなたなら、やってくれると思ってましたよ!」
「この調子で、これからもプリキュアらしく……あれ? いない! どこー!?」

割りとどの口がというところではありますが、ベタ褒めするメエメエ。
しかし、やはりというか、そんなメエメエの話などふたりが大人しく聞いているはずもなく……。

自宅で、もらった洋服ハーネスを着るこむぎ。
そして、それに新しいリードを装着します。

「わぁー! かわいいワン!」
「だよね、だよね! まゆちゃん、すごいよね!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第07話「ふたりのフレンドリベラーレ!」22

「いつものリードとは違うけど、いい?」
「どんなリードでも、いろはが持ってくれたらいいワン」

リードの問題も、これで解決。
今回の話は、ずっと、ちゃんと話し合うことの大切さを説いていたわけです。

そしてついに、待ち焦がれたお散歩。
そこで、いろははこむぎにひとつ提案をします。

「ねぇ、変身するとき、ふたりで一緒に決めポーズしない?」
「するワン! どんなの?」
「そうだねー……こんなのどう?」
「わぁー! かわいいワン! こむぎもやるワン!」

どうやらこれは、次回あたり、変身後のふたりで決めポーズが来そうですね。
……いや、ゴプリキュアではなくて、ちゃんとタイトルコールするやつが。
 
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2024/03/17 14:56|TV・CD・本TB:1CM:0

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話:APPENDIX

第6話の感想の付録。
冒頭、次回予告、動物写真などについてです。

【今回の1枚】

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話:APPENDIX-01

いろは&こむぎ。
ラストの方ではなくて、一緒に寝てくださーいのところ。

そんなわけで、ケンカしたり強制変身解除されたりでピンチなお話でした。
どちらもいずれありそうだと思っていましたが、思っていたよりだいぶ早くやってきたという印象。

近年の傾向として、ケンカはその話の中で解決することが多くなっていたと思います。
そしてピンチすら、ひとまずそこは一応の勝利を得ることが増えていたように思います。

そんな流れの中、今作ではそのまま次回へ持ち越しとなりました。
こんな気持ちのまま1週間待たなければならないのか……というところですが、今作は見た目ほど甘くないというメッセージなのかもしれません。

さて、前回、フレンドリータクトを使えない理由をいろいろと考えましたが、今回もまだそれは開示されず。
ヒントは今回の話に散りばめられていたように思いますが、そういう目で見ると、あらゆるものが関連付いてしまって困りものです。

個人的には、今回の話を経ることで、余計にわからなくなったというのが正直なところ。
ワンダフルが使えない理由、フレンディが使える理由、それぞれいくつも考えつくのですが、競合してしまうのですよね……。

メエメエの言葉は、おそらく解答そのものではあると思います。
ただ、あまりに漠然としているので、それだけでは何の意味もなさないやつではありますが……。

プリキュアの資質というと、よくあるのは『守りたいという想いの力』。
いろは→こむぎはもちろん、こむぎ→いろはも、それこそ命を賭しても相手を守りたいと思っているはず。

やはり、飼い犬と飼い主という、極端に非対称なコンビであることは、大きく影響しているように思います。
ただ、それだと双方に問題が発生して然るべきではないかとも思うところでもありますが。

飛躍させると、こむぎの『いろはの役に立ちたい』が、純粋な願いでなかった場合でしょうか。
つまり、褒められたいとか、恩を返したいとか……そういう気持ちが強く入っているとか。

もちろん、こむぎがそんなことを言ったり思ったりした描写はありませんし、個人的にはそうあってほしくないとも思います。。
提示されたことはすべて受け入れ、そうでない部分は好き放題という基本に則ると、そう考えることもできるというだけのことです。

あと、ほかに考えられるのは、(プリキュアとしての)覚悟の甘さとかでしょうか。
これであれば、次回に本能からの恐怖を克服して成長を見せ、いろはを守る意志と行動を見せれば解決します。

ただ、これだとプリキュアを値踏みすることになるので、個人的には、ある意味で(メタ的にも)最悪に近いように強く思います。
この場合、このエピソードとしては無難に終わらせることができるとは思いますが、よほどうまくやらないと……。

【冒頭】

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話:APPENDIX-02

今回も、冒頭の挨拶などはありませんでした。

【次回予告】

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話:APPENDIX-03

次回は第7話「ふたりのフレンドリベラーレ!」。
新技、それも合体技のお披露目回となりそうです。

ケンカした以上、仲直りしてより強固になった絆により、合体技が誕生する……というのは王道。
そこまではもう既にわかっていることなので、あとはそこに至る過程と得られるカタルシスが、問われるところです。

予告からは、家出したこむぎはなんとか風雨を凌げる場所に身を寄せている様子。
そして家出に気付いたいろはが探して、その間にガルガルが再出現して……というところでしょうか。

新技の名称は『フレンドリベラ-レ』。
『リベラーレ/Liberale』といえば、本来の意味でのリベラルつまり解放(自由)。

これにより、ガルガルとして囚われているニコアニマルを解放するという浄化技になるのでしょう。
どのようなバンク、エフェクトになるのかも、いまから非常に楽しみです。

また、結局のところ、ワンダフルがフレンドリータクトを使えるようになるのかも気になるところ。
少なくとも、新技もタクト使用なのは間違いないのですが……そうではなく、普通に、単体使用できるのでしょうか。

そして、予告の最後の部分も、インパクトが絶大。
メエメエのこむぎ評なのだとは思いますが……いや、そんな感じになるのもわからんでもないですが……。

【あなたのおうちのわんだふる】

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話:APPENDIX-04
 
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2024/03/11 01:00|TV・CD・本TB:0CM:2

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」

早くもケンカ回、そしてピンチ回!
雨降って地固まるが如く、より強固な絆となって復活してくれればいいのですが……。

さて本編。

前回、キラリンアニマルの『キラリンペンギン』を救出しました。
キラニコトランクでニコガーデンに送ったわけですが、もうすっかり元気になったようです。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」01

キラリンウサギのとき(第4話)と同様、ペンギンを収納した小島は空に浮かび、ビームでダイヤやガーデンを修復します。
これを繰り返していけば、いずれガーデンは完全な復活を遂げるのでしょう。

「友達の力を借りてパワーを発揮する。まさにフレンドリータクトだね」
「みんなで力を合わせれば、できないことはないね」

そんな感じで、実に希望に満ちあふれた空間が展開されている……と思いきや。
ひとり、元気がなくしょんぼりしているこむぎがいます。

「こむぎ、力を合わせてないワン……」

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」02

「フレンドリータクト……こむぎはどうして使えなかったワン?」

そう言われても、返答に窮するいろはと悟くん。
メエメエは、思いついた可能性を口にしますが……まあ、いつもの通り話を聞いてもらえません。

「プリキュアとして、何かすごーく大事なものが欠けているのでは……」
「こむぎもタクト使いたい! 使いたい! 使いたい! 使いたいワーン!」
「ちゃんと話聞いて!」

おそらく大事な観点で、ヒントではあるのだと思いますが、あんまり深刻になるのもどうかとというところ。
それを聞いて気に病んで、思い詰めるようなことがあったら、それはきっともっと大問題になります。

そんな感じでいろはの足にすがり、この世の終わりとばかりに嘆いていたこむぎ。
しかし自宅に戻り、いろはにブラッシングをしてもらうと……すっかり力が抜けてしまいます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」03

「お客さーん、お痒いところはありますかー?」
「そこ、そこ、もっとワン」
「ここですね?」
「ワフーン」

そしていつものルーチンをして、おやつもあげて、こむぎ大満足。
そんなことをしていると、お母さんがやってきます。

「『美味しいワン』って?」
「こむぎのクッキー、美味しそうだワーンって。つい、アハハハ……」

なんとか誤魔化すいろは。
これはそのうちバレそうですね……(もしかしたらもう)。

お母さんがやってきたのは、患者さんを待っている時間だからのようです。
そこにちょうど、その患者さんの車が到着します。

『患者さん』は犬(トイプードル?)の『チョコ』(CV=池田朋子)と、飼い主の『戌井』さん(CV=井上遥乃)。
動物の飼い主には、それに対応するネーミングにするというのが、今作の名づけルールでしょうか。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」04

連れてきたはいいものの、暴れるチョコ。
どうやら、予防接種を嫌がっているようです……まあ、犬のあるあるですね。

あまりに落ち着かないので、出直そうとする戌井さん。
しかしそこは、いろはの出番です。

ゆっくり、子供に話しかけるように優しく、チョコをなだめるいろは。
その想い(あるいは言葉?)が通じたのか、チョコもすっかり穏やかな表情に。

「いろはちゃん、すごい! チョコは人見知りが激しいのに」
「昔からなんですよ。臆病な子や怖がってる子も、みんながいろはに懐くんです」
「私はただ、みんなと友達になりたいなって思ってるだけだよ」

いろはの動物への優しさが、ちゃんと伝わっているからでしょうね。
もしかしたらそれだけではないのかもしれませんが、少なくともそれは間違いないところだと思います。

その様子を見ていたこむぎは軽く嫉妬したのか、いろはの足にじゃれつき回り、少し怒られてしまいます。
まあ、これも犬……というか、ペット全般のあるあるといえるでしょう。

一方そのころ、猫屋敷家。
最近はこうやって、合間にまゆの描写をすることが増えてきましたね。

まゆは机に向かい、何かお裁縫中。
流れ的に、いろはへのお返しプレゼント(第5話)を制作しているのだと思われます。

完全に集中しているようで、お母さんがドアをノックしてもまったく気付く様子がありません。
そこで、ユキが机に降り立ち、まゆの集中を一旦切ります。

完全にまゆの性質を理解した、相棒的な振る舞いですね……。
そして、以前にも触れられていました(第4話)が、まゆは集中すると周囲の世界がまるで入ってこないタイプ(婉曲表現)のようです。

その様子を見て優しい表情を見せ、改めて用件を言い直すお母さん。
このお母さんも、娘の性質をわかった上で、温かく見守っているというのが伝わってきます。

「まゆ。パパが読んでるよ」
「パパから!?」

まゆは部屋を移動し、パパ『猫屋敷貴行』(CV=福田賢二)とリモート通話。
こういう形態の家族描写も、毎作出てくるくらいには一般的になったようです。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」05

「まゆ、久しぶり。元気か?」
「元気だよ。パパ、いまどこにいるの?」
「アフリカ大陸のタンザニアだよ。ライオンを追いかけてるんだ」

世界を飛び回る系のお仕事をしている様子。
詳細はまだ不明ですが、動物に関する何かなのは間違いなさそうです(写真家?)。

「まゆはどうだい? 学校は始まったか?」
「えっ? えっと、来週から……」

話を振られ、急に歯切れが悪くなるまゆ。
そこで、お母さんが横に現れアシストです。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」06

「もう、いろはちゃんって友達ができたのよ、ねー」
「ま……まだ、友達ってわけじゃ……」

顔を真っ赤にして照れるまゆ。
そんなまゆを見て、これまた優しい表情で話しかけるお父さん。

「まゆはそのままで大丈夫だよ。新しい学校、楽しんでな」
「うん……」

この一連の描写を見ると、まゆが家族(猫含む)から、いかに心配され、大切に扱われているかがわかります。
そしてそれにも、どうやら理由がありそうなことも察せられます(実際に詳しく語られるかは不明ですが)。

そして、場面戻って犬飼家。
時刻はもう夜で、いろはは風呂上がりに髪を乾かしています。

なぜか鼻息荒く、息巻くこむぎ。
それに気付いたいろはは、どうしたのか尋ねます。

「こむぎ、いろはのお手伝いがしたいワン」
「お手伝い? うーん、じゃあ……」

突然言われ、何も思いつかなかったのか、ボール取ってこい遊びをするいろは。
こむぎは条件反射で喜びますが、コレジャナイと我に返ります。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」07

「違ーうワン! すっごく楽しいけど、こういうのじゃないワン!」

そもそもいろはの役に立ちたいというのが根底にあるので、遊んではダメなんですね。
このあたりにも、ごく微妙な、認識のすれ違いを感じます。

「うーん、じゃあ……一緒に寝てくださーい」
「ワン!……ワフ? これもちょっと違……グーグー」

反応がノリツッコミになっているのは、ギャグ描写であると同時に、犬の性を示しているのかもしれません。
基本的に、一度言われたとおりに従って、そこで違うと気付く……みたいな。

翌朝。
よく寝たからか、元気いっぱいで早朝の散歩に向かうこむぎ。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」08

しかし、あるべき場所にお散歩リードがありません。
リードはフレンドリータクトになってしまった(第5話)ので、もうこの世にはなくなってしまったようです。

僕としては、てっきり象徴的なイメージだと思っていたのですが、まさか本物を変化させていたとは……。
そのタクトを使えなかったことも含め、こむぎにとっては、もはやほぼ災難といってしまえるくらいの仕打ちです。

リードがなくなったので、代わりのリードを用意しようとするいろは。
しかし、こむぎがそれを拒絶。

「いろはと一緒に選んだのに。あれでずっとお散歩してきたのに……こむぎ、あのリードじゃなきゃ嫌ワン!」
「そんなこと言ったって、ないんだからしょうがないでしょ」

こむぎにとっては、あれは文字どおり絆のリード(第5話)
だからこそプリキュアのアイテムとなり、失われてしまったのは、運命の皮肉としかいいようがありません。

いろはにとっても、こむぎからの信頼の証でもあるはずですが、ここはどうしても合理的。
実際問題として、どうしようもない以上どうしようもないわけなので、そうするしかないのもわかりますが……。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」09

「いつものがいいワン。あれじゃないとダメワン!」
「わがまま言わないの!」
「絶対嫌ワン! 絶対嫌ワン! あれじゃなきゃ絶対お散歩しないワン!」
「じゃあ、今日のお散歩は中止!」

かくして、なかよしなふたりの、ケンカが始まります。
その様子に最初に気付くのは、もちろんいろはの両親。

日課の散歩に行かないことはもちろん、ふたりの様子がいつもと違うことも、きっちりキャッチします。
それを見て、明らかに動揺するお父さんとつとめて冷静なお母さん……個性が出ますね。

その後、悟くんが大福を連れてやってきます。
ドッグランで談笑するふたりを気にするあまり、壁に激突するこむぎですが……ケンカ続行中。

「こむぎちゃんと何かあった?」
「聞きたい?」

もちろん、悟くんもふたりの関係がおかしいことに気付きます。
これは、いろはの様子からもふたりの様子からも絶対に気付くやつですね。

「えっ? いや……言いたくないなら無理には……」
「聞いてよ。こむぎったら、わがままばかり言うんだよ」

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」10

踏み込みすぎないように気を遣おうとする悟くん。
しかしそんな気遣いもなんのその、自分から食い気味に踏み込むいろは。

「タクトの使い方なんて私だってよくわかんないよ。わかんないのにどうしたらいいかなんて言えるわけないじゃない! そうでしょ?」
「それに、いつものリードはないって何度も言ってるのに、あれじゃなきゃ嫌だって。ないものはない、無理なものは無理なのに!」

一気に捲し立てるいろは。
それを言い切ったところで、急にしおらしくなります。

「話せるようになったら、もっとなかよくなれると思ってたのに。ケンカなんかしたくないのに……」

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」11

前回が、話せるようになってよかったという話だったので、今回はその逆というところでしょうか。
ただこの場合、ワーワー言い合ってちゃんと話をしていないことが原因のような気も……。

「それは、こむぎちゃんも同じだと思うよ。こむぎちゃんはいつも、犬飼さんのために頑張ってる。役に立ちたいんだよ」
「私はなかよくしたいだけなんだけどな」

いろはの話を聞いて、こむぎの気持ちを見事に読み取り、伝える悟くん。
こむぎとのつきあいも長いと思われるので、そのあたりも感じ取っていたのでしょう。

いろははこむぎのそういう気持ちも一応はわかっている……という感じの反応でしょうか。
ただ、互いに求める関係性が少し異なるので、それがすれ違いになってしまっているという状況でしょうか。

そうしていると、どこかの森のどこかでガルガルが出現。
その気配だけでなく咆哮により、いろはたちの知るところになります。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」12

「こむぎ、行くよ! ケンカはいったん終わり! ガルガルを止めよう!」
「ワン!」

満面の笑顔で返事するこむぎ。
文脈的に、いろはに頼られている(役に立てる)状況なので、嬉しいのでしょうね。

そして人間形態に変身し、いろはとともに現場へ走ります。

悟くんは大福をどうしようかと逡巡しますが、本人が行きたそうな素振りを見せるため、連れて行くことに。
やはり、この大福というウサギ……只者ではない気がします。

そうして、現場に到着。
待ち構えていたのは、巨大なライオン(宝石付き)のガルガルでした。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」13

ガルガルを止めるため、変身するふたり。
あまりに特徴的な外見のため、すぐさまライオンと気付くふたりと、ライオンを知らないワンダフル。

「ライオンか! ライオンって何?」
「知らないの!?」
「知らなくて当然だよ。日本でライオンが見られるのは、動物園だけ。ワンダフルが会う機会はないよ」
「あぁ、そっか」

さすがに、飼い犬で動物園というのもなかなかないでしょうしね。
テレビなどで見る機会はありそうにも思いますが、実物と会う機会はまずなかったでしょう。

そして、これは何かしらのヒントなのではないかという気もします。
いろはが知っていて当然と思うことも、こむぎにとってはそうではないという……。

「私に任せて! どんな動物だって追いかけて……」
「ガルガルー!」

いつもどおり、勝ち気で無鉄砲なワンダフルですが、そこにガルガルの咆哮が!
それを受けた途端、ワンダフルの様子が一変します。

ガルガルが飛びかかってきますが、ワンダフルは足が震えて動けません。
まさに、『驚き竦み上がっている!』という状態異常にかかってしまったようです。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」14

「手がブルブルする。足も動かなくて……なんで?」
「それはおそらく、君の本能だよ」

動物としての本能が、百獣の王たるライオンを恐れているということのようです。
そうはいっても、目の前にガルガルはいるわけで……どうするか。

「ワンダフル、下がってて。悟くんと大福ちゃんと一緒に、安全なところにいて。いいね」

そう言い、単身ガルガルに向かっていくフレンディ。
特別な動機があるわけではなく、ごく当たり前のこととして……という感じですね。

まず、ガルガルを言葉でなだめようとしますが、いまの段階でそれは通じず。
攻撃され始めたので、走り回って様子をうかがいます。

このガルガルのスピードとパワーは強大。
逃げ回るだけでなく、攻勢に転じる(なだめる)ため、フレンドリータクトを使用します。

「フレンドリータクト! フレ! フレ! フレンディ!」
「ヘルプ! キラリンアニマル! ペンギン!」

足をペンギンにし、地面を凍らせ、スケートのように滑ります。
前回、ペンギンのガルガル相手にやっていたことですね。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」15

「ここにガルガルを足止めして、隙ができる瞬間を待つ!」

ガルガルの周囲を周回し、隙をうかがいます。
そして、それを少し離れたところで見守るワンダフル。

安全なところへと言われていた悟くんは、ワンダフルに撤退を促します。
しかし、ワンダフルは……明らかに怯え、震えながらも、それを拒否します。

「やだ! やだやだやだ! いろはと一緒にいたい! フレンドリータクト!」
「えっ……なんで? どうして使えないの?」

そんな状況でも、いろはの役に立つためフレンドリータクトを構えるワンダフル。
しかし、無情にもタクトは何の反応も示しません。

さらに悪いことに、ガルガルがワンダフルの存在に気付き、突撃。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」16

完全に恐怖に当てられたからか、手に持ったタクトが消滅。
動けず、武器も消え、絶体絶命のピンチ!

そこに、フレンディが文字どおり滑り込み、間に割って入ります。
そのまま突進を受け、ふたりとも吹っ飛ばされ……ダメージで変身が解けてしまいます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」17

バリアはどうしたという感じではありますが、使っている余裕もなかったということなのでしょう。
そして、まさかこんなに早い段階で、変身強制解除の大ピンチが訪れるとは……!

もはや残されたのは悟くんのみ……絶体絶命は続きます。
しかしそのとき、ガルガルもまた苦しみ始めます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」18

様子を見るかぎり、ガルガルの仮面が原因でしょうか(あるいは結果かも知れませんが)。
いずれにせよ、何かに苦しんだガルガルは、一目散に逃げて行きました。

運よく命を拾った一行。
悟くんが状況を考察する前に、いろはがこむぎを責める声がそれを止めます。

「こむぎ、下がっててって言ったでしょ! どうして出てきたの!?」
「だって……だって、こむぎも、いろはと一緒に!」
「全部一緒は無理なの! 怖くて震えてたでしょ!?」
「こむぎだってプリキュアワン!」
「危ないときは下がってて!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」19

頭ごなしに叱っているように見えますが、これもこむぎを想えばこそ。
言い換えると、主従であって対等な関係ではないともいえます。

そんなふたりに、割って入る悟くん。
仲裁は無理でも、不毛な言い争いは止めてくれます。

「ふたりとも落ち着いて。言い合いしてる場合じゃない」
「ガルガルは?」
「山の奥に走っていったよ」

これでひとまず落ち着いたのか、いったん帰ることに。
沈痛な空気ですが、全員無事なのはせめてもの救いといえます。

「あの大きなガルガルが隠れられる場所は限られている。探してみるよ、何かあったら知らせるから」
「うん、ありがと。こむぎ、おうち入るよ。こむぎ」

返事もなく、とぼとぼと歩いていくこむぎ。
いろはも悟くんと別れ、それに続きます。

その夜。
ふたりで同衾するさまは今回の前半と同じですが、それは明らかに違っていて。

「いろは、ごめんワン……役に立てなくて、ごめんワン……いろは、バイバイ」

【わんだふるぷりきゅあ!】第06話「こむぎ、いろはとケンカする」20

そう言い残し、ひとり家をあとにするこむぎ。
その気持ちを表すかのように、雨が降り始めました。

ひとりぼっちで雨といえば、こむぎの重要な過去(第2話)です。
再び、今度は自らその状況に身を投じてしまったこむぎ……はたして。
 
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【わんだふるぷりきゅあ!】第05話:APPENDIX

第5話の感想の付録。
冒頭、次回予告、キャンペーン(?)などについてです。

【今回の1枚】

【わんだふるぷりきゅあ!】第05話:APPENDIX-01

キュアフレンディ。
本当は対にワンダフルがいるのですが、1枚ということでこっちを。

犬のリードの話題が持ち込まれたところから始まった今回。
それらの要素が紆余曲折を経て、新アイテム『フレンドリータクト』を手に入れることになるイベントの、開始部分です。

タクトの使用にはバンクと思しきものが存在しますが、僕が今回チョイスしたのは、やはりこちらの画像でした。
いつもなら、バンクが来れば大抵そこから1枚というのが恒例なのですが、必ずしもそうとは限らないというわけですね。

さて、今回のこのイベントについて、いくらか考えてみようと思います。
いうまでもなく、情報がほとんどない現状、妄想と言い換えて差し支えないと思います。

まずは、絆のリードがワンダフルパクトから出現したこと、それをアイテムに変換したのが鏡石だったことです。
パクトも元は鏡石的なものだったことを考えると、やはり鏡石は触媒(ファンタジー的な意味)だったと考えることができます。

リードはワンダフル(こむぎ)とフレンディ(いろは)の信頼の象徴。
すなわち、ほかのなにものにもそれを出現させることは不可能であり、パクトはそれを手助けしたと考えることができます。

一方で、プリキュアのアイテムを生み出すのは、おそらく鏡石(本体)の仕事なのでしょう。
プリキュアの想いに応じて、これらが連続で起きたことで、新アイテムであるタクトは生まれたのだと思います。

では、その鏡石(本体)とは、なにものなのかということが、今後しばらく(最悪終盤まで)重要になってくることでしょう。
これに関しては、個人的には、ニコガーデンの主であるニコか、それが封印されている卵である可能性があるのではないかと思います。

既に妄想だと断っておきながら、さらに弱気なのは、やはり作品(内の雰囲気)と時間スケールの問題が大きいです。
語られない以上、好き放題考える訳ですが……これらを整合させるのは、やはりちょっと都合がよすぎるのかなと。

閑話休題。

タクトに話を戻すと、やはり、ワンダフルが使用できなかったというのは、かなり引っかかる部分です。
ワンダフル(こむぎ)本人ももにょっているくらいなので、視聴者的には、なぜなのかと考えを巡らせざるを得ません。

いくつも考えられますが、まずは、ワンダフルが何かの条件を満たしていなかった場合(成長要素)。
ただ、これは可能性としてはだいぶ低いといいますか……それなら、まだ渡さなくてよかったのではとなってしまいます。

可能性が低い話としては、そもそも必要がなかったという説もあったりなかったり。
実は、聴力としてはウサギより犬の方が優れているので、力を借りる必要性がないということですね。

まあでも、ワンダフルがその力を発揮しているようには見えませんし、それはなさそうと思っています。
もしかしたら、中盤以降に、本来の動物パワーを発揮できる成長などはあるかもしれませんが。

それはそれとして、僕が次に考えたのは、本編感想で触れたようにキラリンアニマルの人数
現状ひとり(キラリンウサギ)のみなので、フレンディが使用中はワンダフルには使えないという可能性です。

これに関しては、心と体を持った妖精が力を貸してくれるという性質上、比較的あり得そうに思います。

そして、それに近い理由で、僕が最後に考えたのは、それぞれのタクトに収まるアニマルが固定されていることです。
これには複数根拠があって、まずは技(?)使用バンクのセリフ

この部分を例えば「フレ! フレ! ワンダフル!」にすれば、他対象に能力を使用することもできるのではないかと考えました。
まあこの「フレ! フレ!」が、そもそも『フレンディ』の『フレ』だったら、どうしようもないところではあるのですけどね。

もうひとつの根拠は、タクトのデザインで、ボタンが下から順に1・2・5にわけられているように感じたことです。
今回の挙動などから推測すると、下から合体技、ワンダフル、フレンディ、キラリンアニマルとなっているのではないでしょうか。

すると、キラリンアニマルは9人という情報と齟齬が出ますが、隠されたひとりがいても、それほど不思議はないように思います。
なんなら、それがワンダフル本人だったとしても、そこまで驚くべきことではないようにさえ思います。

まあこれも、下3つはともかく、上の5つは『合わせて8つ』(1オクターブ)にするための個数である可能性もあります。
老若男女問わず、みんなドレミファソラシド大好きですしね……。

以上、この中に正解があったらいいな……というレベルの妄言でした。
あるかもしれませんし、普通に全然違うというところに落着するだけかもしれません。

【冒頭】

【わんだふるぷりきゅあ!】第05話:APPENDIX-02

今回も、冒頭の挨拶などはありませんでした。

【次回予告】

【わんだふるぷりきゅあ!】第05話:APPENDIX-03

次回は第6話「こむぎ、いろはとケンカする」。
信頼の証で絆を見せつけてくれた直後に、ケンカが行われるようです。

まあ、ケンカして仲直りするとか、なかよくなってケンカするとか、ふたつで1セットみたいなところはありますね。
なかよくなるだけ……というのも、なくはないですが、やはり両方乗り越えてこそだと思います。

今回、「会話ができなくて上手くいっている」「会話ができるからさらに幸せ」を見せてくれましたが、次回はその逆ということかも。
こむぎが喋ることができるようになったからこその、衝突だったりケンカだったりするのでしょう。

予告の音声的には、フレンドリータクトが発端になって、駄々を捏ねたこむぎといろはが……という感じでしょうか。
その流れだと、それを乗り越えてタクトが使えるようになりそうな雰囲気ですが、これはちょっとトートロジー気味な気もします。

さて、予告の映像を見ると、ワンダフルが明らかに狼狽している様子が目に留まります。
次回のガルガルはいかにも強そうなライオンのように見えますが、それだけでこうはならないと思うので、ほかにも何かありそうですが。

【あなたのおうちのわんだふる】

【わんだふるぷりきゅあ!】第05話:APPENDIX-04
 
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